天龍村教育のプロ集団、どんぐり向方学園ご紹介。

かざこし
世の中がどんどん進んできますと、あらゆるところで格差が生じその影響を受けて子供達がいじめを受けたり、殺されたり、非行に走ってしまったりと問題が深刻になってきました。

私も3人の子育てをしてきたのですが、そのころは企業戦士とか「リゲインリゲイン・・・」などというCMの歌がもてはやされ、企業に勤めるものは家庭を犠牲にしても企業のために働くことが評価された時代で、弱いものは弾き飛ばされて当たり前と言う風潮で、私も夢中で働いたものですが、56歳になろうとした時私自身も企業から弾き飛ばされる運命となり、いろいろと考えるところがありました。

そんな中で、まだエネルギーは十分あるつもりなのでこのまま朽ち果ててしまうのももったいないと考え、以前からこれからは、コンピュータとインターネットの社会だから会社で培ったパソコン技術と、失業者対策訓練としてあるシステムアドミニストレータ国家資格でも取って、いくらかでも余生を楽しみ社会に貢献しようかと考え、私がお世話になったこの南信州の宣伝でもしていくかと思い立ち、当時南信州には16ヶ町村あったので端からまわり始めて、天龍村に行ったときこの向方学園という学校をお訪ねしたのですが、最初こういう山の中に若い先生方が多数働いていると言う光景を見て信じられませんでした。

近くには温泉施設はあるものの、何で好んでこんな山の中で先生をしているのと思ったものです。校長先生の話をお聞きしてフーンと思ったのですが、教室の中を見せていただき、いじめにあって不登校になったと言う子供さんたちの様子を見て、完全に立ち直っているなと感心したものです。やはり教育のプロは違うんだと思いましたね。


向方学園設立趣意書・・・より引用
http://www.donguri-gakuen.jp/shuisho.html

人は、子どもの頃に高齢者を含む異なった年齢の人々と交流することで生きる術を得ることができるのです。子どもの頃から、いろんなことを体験して子どもの脳の発達を豊かにすること、そうすることによって人は生きる力を増し、良く理性を働かすことができるようになるのです。 人が生きて行くには、社会における人との交わりが必須です。・
・・引用終わり

上記引用部分は、この学校の設立趣意書の中の一節ですが、地域との交流を大事にしていて、たとえば昨日ご紹介した、ゆべし工場へのお手伝いに行ったり、坂辺というところは、月1回以上のお祭りがあり、私がお祭りを見に行ったときには、ここのたくさんの子供さんたちが見学に来ていました。

非常に理想的な教育だと思いました。子供が育って大きくなっていよいよ社会で働くときには回りには同年代の人、先輩、高齢者と様々な人達とお付き合いをしなくてはならないし、地域に帰れば、それこそ赤ちゃんから、お爺ちゃんお婆ちゃんともお付き合いをしなくてはならない訳で、小学生の頃からその訓練をしておくことは意義のあることだと思いました。

子供は本来生んで育ててくれた、両親やお祖父ちゃんお祖母ちゃんの元で温かく育てられるべきとは思うのですが、昨日の山口県の女児殺害事件の親のように、昼間も夜も働き続けなくては生きていけないという家庭も多いと思いますし、そこまでいかなくても、父親も母親も夜勤をしなければならないならないという家庭も多いと思います。

しかしながら、生れ落ちた子供には、親を選ぶことも出来ないし、親や社会の庇護が無ければ到底生きていくことは出来ません。せっかく生を得た子供たちの教育に自信が無かったり、どうしても面倒を見切れないというときには、親や祖父母の替わりにこう言った専門家集団に子供を託すという方が子供と社会のために立つことは間違いのないところだと思います。

この地域の風景は、同学園の校歌(http://www.donguri-gakuen.jp/kouka.html)の中でご覧いただけますのでどうぞ。

どんぐり向方学園HPです。
http://www.donguri-gakuen.jp/index.html


仕事の方では昨日は、フィットネスクラブで知り合った人から、定年過ぎの人生計画を立てているのだが、話に聞く家族年表というものを見せてもらえないかというので、私の実データーが入ったものでは拙いしという訳でページをコピーしファイルを新たに一つ作りました。これも仕事に繋がってくるとありがたいことです。以前勤めていた会社で3日間かけて合宿をして教えてもらったことをパソコンに落とし込んだものですが極めて有益でした。