子供のいじめ、当座の打ち手と、恒久対策について考える。

かざこし
少子高齢化の中で子供の重要性は今までになく大切になってきているのですが、世の中が不安定になってきて、子供たちにもその不安定さが反映されているものと思います。

まず子供の教育で一番影響力が大きいのが家庭です。子供の成長過程で、親が親らしいこともできずに、忙しいことにかまけて幼育期から青年期に至るまで子供に十分な愛情を注ぎ続けることができない経済環境の中で育った子供達が私たちが育ったころより多くなってきたのではないかと思います。

女性の生理休暇はなくし、深夜残業は解禁し、今では夜勤も常態化、コンビニエンスストアでも、深夜奥さんたちが働き、スーパーなどでも夜遅くまで奥さんたちが働いています。

裕福な家庭では、学校から帰ったら遊びにも行かず塾、塾と追いかけられてストレスの中で育っていく子供たち。

こんな状況の中で、子供が問題を起こせば責任は学校にある、先生にあると煽られる。


子供の資質の育成は、学校ではなく家庭にあると思います。教師だって家庭があり、子供もいます。二人の親や祖父母を含めて数人で数少ない子供のしつけが出来ていないわけですから、家に帰れば普通の親と変り無い教師に、30人から40人の子供たちに勉強を教えるだけでも大変なのに、しつけまで求めることは物理的に無理と言うものだと思います。

そうして日本の教育体制。日の丸掲揚、時代錯誤もはなはだしい君が代斉唱、戦前の教育への復活を求めて歴代自民党政権はたくさんの反平和的策動を強めてきましたが、そう言う中で教師への締め付けを強化し、先生方は自由にのびのびと子供を教育するなんてことは出来なかったと思います。

自民党の資金源である財界からすれば、上司の命令であればたとえ火の中水の中でも喜んで飛び込んでいくような従順な働き手の育成が極めて必要ですから、平和を求め戦争反対というような教師は目の敵です。したがって自民党は金ずるの財界の要請にしたがって、平和だとか自由だとか民主主義だとかを超え高々に言っている教師には、様々な嫌がらせをしてきたのだと思います。

そして、上からの指示に従順な人間を管理職に就け、さらには教育委員会へと登らせる。


教育委員かとは戦前は、太平洋戦争絶対支持、翼賛政治の重要な一環を担っていましたが、戦後になったらくるりと方向を変え、たてまえは平和だとか民主主義の尊重だとか言っていますが、ようするに体勢への順応能力が高いだけの人達だと思います。

私の現状認識は以上のようなのですが、こういう状況の中で当面の対策と恒久対策を考えたいと思います。

長くなりましたので、続きは明日に。