子育てと企業や政治の役割を考える。

かざこし
子供が一人で夕食を食べたり、一人で寝たり、ひどい場合は、朝食も一人で、最悪朝食抜きで学校に行くと言うような場合、とうてい正常な子供の子育てができているとは言えません。

小泉政権以降、女性の労働条件は悪化の一途をたどり、子供の食事を作ったり、一緒に夕食を食べたり、朝食を食べさせたりと親として当然のことができなくなっています。

確実に子供がすくすくと育つ条件がなくなりつつあります。

こうした子供は何十万人もいると思われますが、こうしたした条件に加えて、同じような条件の同級生とか先輩の誘いで悪い方向に変化していく。

もっと悪い場合は反社会的勢力が接近してくる。

私の小さい頃の思い出でも、反社会的勢力とつながりがあることを威張っている人もいました。

第一義的に、親が子供を守らなければいけないのに、稼がなくてはいけないと言うことで、物理的に時間が取れないというのがあります。

子供がかけがえのない宝であるということは言葉では簡単に言えますが、子供を育てるための時間が取れない。

時間を取るためには、子供のいる家庭では、両親と子供が一緒に食事をとれる環境、悪くても両親の一方と食事を取れる環境を整備しておかなければ、子供のすこやかな育成はおぼつかないということだと思いいます。

企業が独自にそういう対策を取ってくれれば良いのですが、競争にさらされている各企業が独自にそんなことは出来がたいと思います。そうであれば政治家や国が強制的に女性の深夜残業廃止や、深夜勤務を認めないということが大事だと思います。

また通常勤務でも両親のうちどちらかが子供と食事を取れるよう勤務時間の配慮を義務付けることも必要だと思います。

幸いにして、近くにお祖父ちゃんお祖母ちゃんがいるとか同居しているという場合は、力を借りて、若い夫婦の働く時間の確保をするということもしてみたら良いでしょう。

姑と嫁のような問題もありますが、世の中と自分たちの宝である子供たちをすくすくと育てるためには、大人がどうすればよいかを考えることによって解決していくことでしょう。

いずれにしても、若い夫婦が政治経済が安定していて、順調な時には核家族でやっていいけるかもしれませんが、現在のような社会では、年金生活をしているお祖父ちゃんお祖母ちゃんにパナサイト(寄生)せざるを得ない人たちも増えていますから、先のことを考えれば、普段からお祖父ちゃんお祖母ちゃんを大事にしておき、いざとなったら助けを求めることができるようにしておいた方が良いと思います。