20代からのあこがれの滝、那智の滝を見る。

かざこしサイト
大学生のころ周りの友人たちは夏休みともなりますと、アルバイトをしたお金と親から貰ったお金であちらこちら旅行に出る人がいましたが、我が家は炭焼でたくさんのお金を貰える訳ではなく、アルバイトと言っても日当1000円もしない営林署の植林作業の低賃金。

それでも父が確か1万円だったか2万円をくれて学生時代しかのんびりした旅は出来ないから行ってこいと言ってお金をくれたのです。

それで日本地図や当時は国鉄の時刻表を広げてどこに行こうかと胸をわくわくさせて、2日3日の旅でしたからもちろん全行程各駅停車で泊まりは汽車の中、そんな長い路線を探して、辰野町、当時からあった信濃川島駅から飯田線豊橋東海道線で名古屋、そして那智、白浜、和歌山、大阪を周り、東海道線で名古屋に戻り、中央西線周りで名古屋、塩尻信濃川島まで。

ところどころで汽車の停車中、乗り継ぎの合間に駅を出たり、立ち食い蕎麦を食べたりして、有名だった那智の滝と白浜だけは見てこようと勇んで出かけたのですが、那智の滝は降りてから交通の便が分からず諦めた思い出苦い場所です。

あれから40年、今回は妻が紀伊半島は行ったことがないと言うことで私は懐かしさがあり妻の休みを利用して来てみたのですが、とても良かったです。

しかし40年の月日は当時考えられないほど素晴らしい世の中に変えてくれました。

まず計画立案。出かける日と時刻が決まれば、出発地と目的地、特急を使うかなどの条件を入力して、すべての計画がたち、詳細な計画は宿泊先にローカルエリア情報を聞いて観光協会やバス会社ホームページを開けばほぼすべての情報が手に入るしブログ検索すればもっと細かなあのお店の何とかはこんな味だと言うようなことまでわかります。

以前は炭焼の息子が特急列車を頻繁に乗り継いで旅行をするなんて考えられませんでしたが、今では頻繁に使えるようになった。

その他驚いたことは、車の燃費が極めて向上したことです。

レンタカーはトヨタヴィッツで約50km乗って141円/リットルのガソリンが290円、約2リットル。25km/リットルと言うことですから私の持っている軽自動車より10km/リットルは違います。

世の中進歩していることを実感します。

今後も限りなく進歩していくことでしょうが、菅民主党政権なにがなんでもアメリカ基軸でやって行こうと言うことですから、日本の将来はアメリカの財政赤字削減に貢献するか否かで政策の方向が左右される訳で、とんでもない方向に行ってしまうのではないかと心配です。