なんとも後世に無頓着な原発推進派の人たちのご意見。

かざこしサイト
今回の福島原発事故は単なる事故であり、今後も原発は推進しなければならないし、外国への輸出も拡大しなければならない。と言うようなご意見も散見されます。

その反対のご意見ももちろんあるわけですが、私の頭の整理と記録しておくために感想を記しておきたいと思います。

3月23日の信濃毎日新聞によればロシアのチェリノブイリ原発事故は25年経つのに、消えぬ汚染、安全管理のためなお数千人の雇用、事故を起こした原発をコンクリートで固めた石棺も25年も経ち老朽化して放射線が漏れ出しその対策の検討。

今回の福島原発もいくつかは石棺で固めなくては駄目だろうとの見通しを立てる専門家もいて、チェリノブイリ化していく可能性もあります。

問題はこういった事故により使えなくなった原子炉や、設計値通り数十年で寿命にきた原子炉自体が放射性廃棄物となり完全隔離して管理しなくてはいけなくなることです。

限られた地球の面積、特に面積の少ない日本の場合放射性廃棄物の石棺だらけとなってしまいます。

自然の蟻塚なら他の動物の食料となり循環していくのですが、石棺ではどうしようもできないでしょう。

では不足する電力をどうするかと言う話しになりますがこれは後日にします。今回の事故は単なる偶発的な事故であり積極的に原発を推進しようと言うご意見は、一見良心的なご意見のようですが日本と地球をつぶしてしまうご意見であると思います。