衆議院予算委員会で問題となっている、原発の本当のコストについて。

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7月20日の衆議院予算委員会で、政府はみんなの党共産党からの質問に答えて、原子力発電が一番安いと言ってきたが、原価計算に入れていない開発予算、電源3法等のコスト、福島原発事故などの災害時対策費を算入した場合の本当に原発にかかっている費用を改めて見直して公表すると言う発言をしました。 
 
それで政府発表前に現在出されている資料が無いか調べたところ、立命館大学の大島堅一先生の発表資料がありましたのでご紹介します。電源別のコストについては下記引用枠の中のごとくでした。 
 
引用開始
  
原発の本当のコスト 
─公表データから見えてくるもの─ 
立命館大学国際関係学部 
大島堅一k-oshima@cj8.so-net.ne.jp ・・・引用
電源別のコスト 
・ 原子力単体でみた発電単価でみた場合であっても、原 
子力は安価な電源とは言えない。 
・ 「原子力+揚水」でみれば、最も高い電源である。 
・ 電力料金を通じて支払われている電源開発促進税を主 
財源とする財政コストを考慮すると、原子力は最もコスト 
が高く、消費者の負担が大きい。 
・ つまり、原子力政策は、政策的に優遇措置を受け続け 
てきたと言える。 
・ 今後も優遇策を続けるべきかどうかは議論の余地があ 
る。少なくとも、発生する費用も含めて議論すべきである。 ・・・引用終わり
 
 
政府発表がいずれ出てくるものと思いますので、その時比較して読まれると理解が進むのではないかとご紹介する次第です。 
 
政府答弁でも、見直す必要はあると言うものでしたので、原子力発電1kw当たり5.3円と言う話しはちょっと無理な話だと思います。 
 
でも大手マスコミの発表を誰しも信じて疑わなくなってしまっている私たちですからマスコミの力はすごいですね。政府やマスコミの言うことを頭から信じよとか、マスコミが言わない少数意見を誇大に取り上げることはおかしいのではないかと言う意見もあり、政権交代に60年以上を費やしてきた歴史の実績をこ馬鹿にする人達のいることも納得できるのですが、困ったことだと思います。