軽井沢に蚊、原発による温暖化の影響か?
かざこしサイト
今朝かざこしサイト辰野営業所でSBCラジオを聞いていたら、地球温暖化が原因か軽井沢に蚊が出てきたとのこと。軽井沢では蚊が出ないと言うことで有名だったが、地球温暖化の影響か今年は蚊が出てきたと話していました。
以前地球温暖化は炭酸ガスの放出だけが原因ではないと言っていた、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が、地球温暖化の原因について、炭酸ガスだけでなく、原発の影響も無視できないほど大きいと言った話しをしていたのを見たことがありそれもそうだと思って、電子メモ帳にURLを記録してあったので読み直してみました。
それに原発事故の悪影響がこれでもかこれでもかと続いて出てきて、今度は家庭菜園に使う放射能に汚染された腐葉土問題。とどまる事を知らない原発問題ですが、この小出裕章助教の話しを読みますとしかるべきかなと思ってしまいます。
今日も雨です。またどこかで放射能汚染が進んでいるかもしれません。アメリカデフォルト問題も解決していませんし、一旦握ったら絶対離さないという、このあたりでは金玉握りの状態で日本が漂流している現在、何とかして欲しいものです。
小出: 100万キロワットとは何かというと、電気になっているのが100万キロワットという意味。炉心では300万キロワット分の熱が出ている。残りの3分の2はどうするかというと、海に捨てている。そんなばかばかしい非効率な装置。しかも200年前にジェームスワットが発明した蒸気機関の原理をいまだに使っている。効率はあがっているが熱効率はいまだに33%しかない。残りの66%は捨てるしかないという馬鹿な装置。ここでは、一秒間に70トンの海水を引きこんで、その温度を7度上げるということをやっている。荒川や多摩川で一秒間に30トン、40トンぐらい。淀川で、1秒に150トン。日本全国でも一秒間に70トン以上流れる川は30もない。日本屈指の大河が原子力発電所ひとつつくると現れて、その温度が7度も上がっている。7度というと、お湯の温度をそれだけ上げて風呂に入れるかというと、そんなことができないくらいの温度。とてつもない温度上昇。海にはもちろん生き物もいるが、その生き物たちは生きられなくなる。代わりに温かい環境が好きな生き物が来るからいいじゃないかと言う方もいるかもしれないが、少なくとも、そこの生態系は破壊されてしまう。日本近海は世界平均の海洋の温度上昇の何倍も高いスピードで温度が上昇している。
岩上: 原子力発電所の設置、それによる温排水と日本近海海洋温度上昇の実証的な関係の研究はあるのか。
小出: 厳密には立証されていない。ただし、日本にある54機の原子力発電所が1年間にどれだけの温排水を出しているかというと1千億トンになる。日本という国にはたくさんの川があるが、全河川でどれだけの流量があるかというと4千億トン。つまり、日本全体の川の四分の一にもなる水量を「熱い川」として海に流している。私の感覚で言えば、それで海が熱くならないのはおかしい。
岩上:CO2の排出規制のためには原子力だと、この何年間、かなり喧伝されてきたが間違いなのか。
小出:チェルノブイリの場合は、そばに巨大な人造湖を作って、そこから水を引き込んで原子炉を冷やしていた。内陸にある原子力発電所は、大きな川のそばにある。川の水を使って冷却をするが、ただ川ではとうてい間に合わないので、冷却塔という空気中に放熱する巨大な装置が付随している。日本の場合は海洋国なので巨大な川はまずないし、巨大な人造湖を作るのも国土上難しい。といって、冷却炉をつくるには金がかかりすぎる。そのため、ともかく海沿いにつくるのが一番いいということで、ずっと海沿いに作ってきた。
岩上:原子力を推進していくうえで、海洋国で島国であるということは立地上、有利だと考えていた人たちも多いのか。
小出:海岸線が長いから原子力発電をやりやすいと思っていた人は多いと思う。
・・・引用終わり
ぜひ読んで見てください。なるほどと思った方は是非ご自分のブログでこの話を拡散ください。