とうてい原発被害収束とは程遠い。被害は広がるし、高放射能場所次々発見されている。

かざこしサイト
昨日は久しぶりに伊那市図書館に行き複数の新聞を見てきたのですが、どう読んでも原発事故は収束に向かっているとは言うような記事はありませんでした。

肉牛出荷停止処分は、岩手県から広がって栃木県まで広がってしまった。高放射線濃度放出が新たに空調機室で見つかったなど、4ヶ月もたって、事故の被害全体像がはっきり把握されていない状況であることがわかります。

4ヶ月もたって全体像が把握できないなどと言うことが戦争時にあったら到底勝ち戦は出来ないでしょう。神風に頼るしかないと言うことになります。

最高責任者は、管首相ですがこの人日本の大将であるということがこんな状態を招いているのではないでしょうか。

主体性も信念もないと言われて久しいのですが、脱原発を言い出したとたん、日米同盟機軸勢力から総スカンクを食ってしまい、言うことがどんどん後退していく。最高責任者であり最高権力者であるわけですから、信念と主体性を持ってありとあらゆる人知を駆使して現状把握、次々と手を打っていくということが求められてしかるべきです。

単純に経験不足から打ち手が遅れているとしても、自分のやり方がまずいのかなと思えば、人の手を借りても解決の方向を探ると言う態度があればもう少し見守ろうかと言う事になるのですが、どうもそうではなくて、自分の責任は棚上げして他人の責任にして見たり人知を結集しようと言う姿勢が弱いのではないかと思うのです。

こう言うことなら1日も早く大将を変えるべきだと思うのです。

どうすれば良いか、衆議院不信任決議案が、これもどうにもならないルーピー鳩山さんがつぶしてしまった。参議院不信任決議案を出せばよいのですが、まだ震災と原発事故の収束が見通しの付かない中で不信任案決議を持ち出せば、自民党公明党が逆に国民から非難を受けるかもしれない。多分そんなことで手が打てないでいるのだと思います。

こうなったら、日本農業新聞で小林吉弥さんの言うように、民主党の閣僚、執行部の面々が辞任届けを出して辞めてしまうことだと思います。

こうなれば、管さんもどうならなくなって自ら辞任をせざるをえなくなると思います。ところが閣僚の面々もその地位に連綿としているので管さんは足元を見て言いたい放題、やりたい放題になっていると言う訳です。

これに対処するにはどうすれば良いか、私が思うに、民主党内に強力な指導者が出てくるか、世論の動向が民主党にこう言う動き(閣僚を辞任する)を求めるようになってくるかしかないと思います。

強力な指導者としては、小沢さんのことですが、理不尽な党員資格停止処分などで代表戦に挑戦できなくしているので、早期に裁判で無罪判決を出して政治家活動を復活させる。来年8月ごろまでかかると言うことです。

世論の動向としては、大手マスコミの論調が一番大きいのですが、これはあまり期待できないので、私たちミニコミが世論の動向に働きかけないとだめだと思います。まあ気が遠くなるような話しですが、こうするしか原発事故の早期収束や、日本経済の復調、沖縄問題の解決に向けての流れは出来ないでしょう。