故郷の廃屋に近い我が家の効用。

かざこしサイト
以前川島の家で勉強していたら11年半分からなかったことが1日半で理解できたと言うことを書きましたが、今回もファイナンシャルプランニングの勉強をしていたら、飯田の家で勉強するより格段の差で理解が進みます。

この理由を考えてみるにどうも、この理由はこの家が私の生まれ育った家であり、高校受験、大学受験とすべての真剣な勉強に全力を費やした時期をこの家で過ごして、川の音、風の音、シーンとした環境。

この家のすべてが私に家の中にいるだけで勉強モードに成りきらせるのではないかと思うのです。

勉強以外に気を散らせないのです。

受かるかどうかは分かりませんが貴重な場所であることは間違いないようです。

しかしすでに築百年以上経っており何時かは廃屋撤去の時を迎えます。

我が家のキャッシュフロー計算書の中にこのことを反映させておかないとまずいので辰野町役場や消防署に確認したら、今現在は法律や条例で廃屋撤去の決まりはないとのこと。

念のため、近所の長老、役員さん、親類の人たちにも聞いてみたのですがこの地域の不文律でもそのような規則はないとのことです。

しかしテレビなどでは時々廃屋撤去の問題が取り上げられていてこの地域でも廃屋になった家は10軒ぐらいは撤去されているので、どうも心配になってインターネットで検索してみました。

この家は母の家ですが、母が他界したらもう住む人もいなくなって手を入れる人もおらず、何時かは相続した子孫に撤去の勧告が出ないとも限りません。

昔の家は養蚕のために大きく、我が家の場合160坪、蔵を入れる200坪はあり、一級建築士さんに見積もってもらったところ撤去費用は坪3万円で600万円かかるとのこと、中途半端なお金ではありません。

インターネットで「廃屋 撤去」と検索してみましたら全国各地で廃屋撤去の条例化が進んでいてすでに73自治体で進行しているようです。

辰野町でもいずれ数十年後には条例化されないとも限らず、その時登記簿や戸籍謄本を調べて我が子孫に撤去勧告または町による代執行費用の請求書が回って来ないとも限りません。そうなったら子孫にとってとんでもない被害です。

先のことは分かりませんが、可能性としてはあり得ることです。

最悪を想定して楽観的に行動すると言うのが今まで学んだことなので、この場合、私の代で撤去しておくか、子供や孫に十分なお金を残しておくか。

そうなると最低でも600万円は用立てておかねばならず、我が家の貸借対照表からしたらこの家は負の財産と言うことになり今後のやりくりに重大な影響をもたらします。

まあ、私の勉強には限りなくプラスになることは明らかな家なので、また、ファイナンシャルプランニングの勉強の中で平均寿命と平均余命と言う言葉が出てきて、男の平均寿命は約79歳だが、現在65歳の男性の平均余命は県によって大幅に異なりますが、私の住んでいる長野県の場合上から2番目の約19年。これだと84歳まで生きられる可能性があり、この時母が生きていれば109歳、お医者様の推定では107歳と言うことなのでなんとか私の代で撤去は出来そう。(但し統計的に)

私は今まで平均寿命ですべて計算していたのでこの平均余命と言うことにはまったく思いがいたらなかったのですが一筋の光明が見えてきたと言う気持ちです。

まあ人の命は、いつ交通事故でアウトになるかは定かではありませんから、念のため死亡保険にもすでに入っていますのでお金の面では心配はないと思います。
ファイナンシャルプランニングの勉強は人生設計に極めて役に立ち勉強しておいて本当に良かったと思いました。

皆様も是非とも学んでおかれると良いと思います。