辰野の家、熊徘徊の跡。

かざこしサイト
昨日は母の転出手続きのために辰野に行って来たのですが、母の所に寄ったら家の周りは熊の足跡だらけだそうだから行かないほうが良いよと言われたのですが、飯田から荷物を持って来ているので昼間だし直接家に入らず近くに熊がいないことを道路から確認してから車で家に近づきクラックションを何回も鳴らした後車から降りて家に入れば良いだろうと行って来ました。

家の周りを見て回ると蔵の東側の以前イノシシに荒らされた土手がつい最近また荒らされた跡があります。

獣道と言われますが、イノシシが通り、熊が通るようになったとしたらシカでも通ったとしたらもう完全に獣道です。

前川向こうの崖にカモシカが見えサルの集団が道を横断するのが見えたので、窓をしっかり閉めて猿が飛び込まないようにしたりとか、もう川島はかなり自然に戻りつつあります。

それで思ったのですが、この家が危険廃屋と勧告を受け撤去するのに600万円、しかしこのお金商売の元金になるわけでは無く完全な捨て金になってしまうお金です。

子供たちの中にこの家を利用して民宿やグループホーム等々の開設を試みるといった人間が現れるか、まったくの他人であってもこの家を活用してくれる人がいたら任せてしまうと言うのも一手かなと思ってしまいました。

一番良いのはこの山奥の地産、山林を活用して産業を起こすことが出来れば人は多くなってそれに伴いこの村の散在する空き家も寮などに使われるのですが、この方法も人頼みでは駄目。ちょっとやそっと考えただけでは名案が浮かぶはずもありません。

期待のバイオエタノールもリグニンの除去が難しそうで進んでいないようです。いろいろの方法が考案されているようですが商業ベースに乗せるのが難しいようです。

しかしiPS細胞の山中教授のような優秀な人が出てきていずれこの困難な課題も解決することでしょう。

この流れに注目しつつ我が家の廃屋問題を考えたいと思いました。