素晴らしい山中さん夫妻。

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昨日は京都大学の山中教授がノーベル賞受賞で湧き上がっていましたが、テレビで山中さんご夫妻のインタビューを見ていて思ったのは素晴らしい仕事を達成するためには素晴らしい家族に支えられていないと難しいのだなと思いました。

日本の大学のレベルが低下しているとつい最近報道されていましたが、今回の受賞でまだまだ日本の学術レベルは下がり続けている中でも一部にしても世界的レベルを維持していると実証した事例だと思うのです。

小泉政権以降アメリカとの経済摩擦解消のために学問の世界の中にも競争原理を持ち込んで学問レベルの低下を促進して来ましたが底力を爆発的に発揮するためには、なかなかお金に直結しずらい基礎研究の充実です。

私の現役時代の経験からしても日本では景気の良い時は、中央研究所の充実などにお金をかけたのですが、不景気となると基礎研究の分野は縮小されて行きました。

今回の山中さんの研究費も世界的には十分の一とのことですから、世界的レベルの研究費をかけて実用化を進展させ、世界をリードして行って欲しいものだと思います。

日本は軍事的に世界をリードする道を放棄したのですから、こういう平和的分野で世界をリードして行くことが大事だと思います。