長寿を盛んに謝る母。

かざこしサイト
日帰り旅行の翌日、母の様子を見に行って見たのですが、母が盛んに謝るのです。

長生きをしてごめんねと言うわけです。

まあ、この不景気の時代老人がいなければ、この施設にしても、病院にしても若い人の働く場がなくなってしまうことになってしまうから大きな社会貢献をしているんだよ、それにお母さん達が若い時に貯金をしながら、私に保険を掛けるように大学を出してくれたので今度はその保険金を受けとる時期が来たと言うことだよと話しあって来ました。

90年生きてこんな生活ができるなんて最高だと言っていましたがそう言ってもらえれば息子としても最高です。

息子がいなければ数千万円の貯金をしておかなければ有料老人ホームなんて無理だし、役所を含めて各種手続きも施設入居手続きも不可能に近いですから。子供を作ることは大切だとも言えます。

不幸にして子供を作れない夫婦もいるのですが、それなりに心の準備と老後資金の準備、法的対応の準備等々とともに、貰い子、養子のことも考えておくのも一つの手だと思います。

母の介護をしてみて痛切に感じたことです。

それにしても、戦時中、戦後を必死で生きてきて日本復興に役立って来た老人をもう役は終わったと後は子供たちに見てもらえと切り捨てて、老人にこんなことを言わせるなんてひどいものです。

せめて民主党が政権を握る以前に主張していた後期高齢者医療保険の撤廃を実現して欲しいものです。