これじゃあ駄目だ、世界大学ランキングで日本の後退。

かざこし
昨日のエントリー終了後、信濃毎日新聞を見たら、滋賀大学学長の佐和隆光さんの評論がありました。

9月16日発表の世界大学ランキングで日本勢が順位を下げているとのこと、上位200校に入ったのは昨年の11校らから5校に減って、6校に増えた中国にアジアの首位の座を奪われたとのこと。昨年の日本は11校であったのに今年は5校このことからして、日本の凋落ぶりは明白です。

論文発表数でも中国に負け、論文の被引用度数においても上位5ヶ国に水をあけられての6位で韓国、中国に追い上げられているとのこと。

これらの原因は、
第一に日本の科学技術予算が対GDP比でOECD中 27位。

第二に国立大学の法人化、これによって書類作成に時間を割かれ研究時間が目に見えて減った。研究時間が減れば成果は少なくなる。

第三に法人化後、国から大学に支給される費用が毎年1パーセント減額。その結果教員費用を安く上げるため専任者を減らして任期付きで低賃金の特認教員を充てざるを得なくなった。

任期付き教員が落ち着いて研究に専念できないのは無論のことだとしています。

自民党公明党がいかに日本をダメにしてきたか、特に小泉政権はひどかったと思いますね。

明日は、佐和さんの対策案についてご紹介します。