失業者、自衛隊に荒廃していく農業や海運を手伝ってもらっては。

かざこし
昨日飯田から母を送って帰って来たら、母が嘆いていました。多くの田んぼは草がぼうぼう、水田の替わりに蕎麦を育てている田んぼも多く、ほとんど放置されています。

雪が降ったらもうこの蕎麦畑収穫が出来なくなって今年は終わりだよと言うのです。

母は終戦当時の食糧不足のことを思い出したらしいのです。なんとしても食料不足だけは防がないといけないのだが、みんな良い時代を過ごしてきたので、食糧は買って食べれば良いと思っているが、もし日本が再度戦争のようなことをして外国から食料が入ってこないことになった場合、日本の土地で採れるものだけを頼りにしないとならない訳で、こんなに田畑を荒らしたり、刈り取る時期に刈り取らず放置しておくようなことをしたら、もし雪が振ったらすべておじゃんだから、危機感が無いというわけです。

昔この辺の田んぼには、夜町場の人が来て、田んぼの土手から手の届く範囲は全て稲の穂が手ですきとられてしまったもので、田んぼの土手の草まで抜き取られ、綺麗なものだったとのこと。山にも入り込み、採れそうなものは何でも採って食べたものだが、この草は毒だということを知っている人は生き延びれたが、知らない人は中毒になったり死んでいったそうです。

何時そういった日が来るのか判らないので、せっかくある田畑は大事にして、必要があればすぐ野菜やお米、根菜類を作れるように整備しておく必要があるというのです。



この心配を喚起させるような記事がありました。


消えたニュース---海賊に拉致された?貨物船「IZUMI」の安否・・・引用
http://yanasegawa.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/----25f0.html

いまや、日本の海上輸送のほとんどが、外国人船員の力で成り立っています。
日本政府、及び大手海運会社の施策で、日本人の乗組員は壊滅状態です。
海賊対処法により護衛された日本関係船舶の293隻の乗組員数7、281人中、日本人船員は341人しかいないのです。

なにか事あるとき、我が日本国には運航する船舶無し、乗船できる日本人船員無しの状況が目に見えています。
そのなかで運航してくれる船舶、そして、もしもとしか言えませんが、危険を冒しても乗船してくれる外国人乗組員を確保するためにも、日本政府、船舶運航会社の対応は極めて大切です。
・・・引用終わり
いまや日本海運は外国人の手によって担われており、もし船を持っている国が日本と敵対したり、外国船員がストライキでもしたら日本の海運は絶望的だということです。

産油国との紛争ばかりでなく、船を持つ国との紛争でも日本は壊滅的打撃を受けるのです。

石油が止まったり、穀物輸入が止まったら日本は簡単にギブアップです。母が言うには食糧不足が一番恐ろしい。都会から疎開してきていた兄弟だって、少しの食料を奪い合い死にもの狂いで喧嘩をしていたそうです。

それを聞いて、私は国が平時の今のうちから「最悪を想定して楽観的に行動」を取れるよう、失業者が多くてどうにもならないのなら、その人達に軍事費を大幅に削減しお金を払って荒廃する農業支援に回ってもらったら良いのではないかと思うのです。

それとエネルギー、日本のエネルギー資源は本当に少ないということから、木質バイオエタノール生産が可能なような研究、具体的にはリグニンの除去技術を国策として推進し、確立させることが重要だと思います。穀物エタノールにするということは、人間の食べるものと競合してしまいますから、廃材、間伐材、雑草など繊維質のものをエタノールにする技術を確立すれば万が一の時に日本は大助かりだと思うのです。

タダこれを推進するには、自民党政権時代に最大の献金元だった石油業界の反対を抑えなければいけないのですが、民主党になって企業献金再開と言うことで、民主党が石油業界からの献金を断ることができるのかと言うことが最大のネックとしてあがってきます。お金を貰ったらもうお終いです。

海運業界にも、日本船籍で日本人による運行が可能なような体制作りも重要で、これらは自衛隊を解散して、こちらに回せば何とかなるのではないかと思います。

いくら自衛隊を強化しても、戦争になれば中国やロシア、北朝鮮に勝てるわけが無いのですから無駄なことに貴重な税金を投入したり、戦争に巻き込まれる可能性を排除していかに頭を使うかに専念するべきだと思うのです。

しかし日米同盟を機軸にと言って言うことがころころ替わる管民主党政権では到底こういう平和的で広大な政策を立案することは不可能でしょうが何とかなら無いでしょうかね。