奄美大島の災害も人災か?

かざこし
台風の被害とは言え崩れ落ちたり流される木を見ているとあまりに根が小さく土中深く根を張っていた木のようには見えません。

長野県では赤松の根やケヤキの木の根などが結構見られ、太い直根や崖に太い根を張って崖が崩れ落ちるのを防いでいる木を見かけます。

根の太さは幹ほどもあり20cmから30cmほどのものもあります。根っ子の部分に祠があったりして、大雨、台風をものともせずに残っています。天龍峡のホテルでは、崩落防止のために赤松を植えたと言う話も聞きました。

コンクリート壁では、排水穴はあるにしても、今回のように大雨が降ると、土中に蓄えられた雨水を蓄えきれなくなり崩壊してしまったのだと思います。

南国では信州のような木が生長できないのか、どなたか知っている方がいたら教えてください。アフリカでは根の深さが8mのものもあったと言う記事がありましたので、そのくらい深くまで四方八方に根が張り巡らされていたら耐久度はコンクリート壁より水の吸収量も多く、崩壊に対する強度も上がるのではないかと思います。

地方の気候にもよりますがたくさんあるさまざまな木の中には多分しっかり土中に根を張って大雨にも耐えられる木があるものと思います。地方の山を守ってきた営林署が無くなってたぶん山々は放置され、たまにある大雨にも耐えれる山作りが止まってしまったのではないかと心配です。

過去60数余年、自衛隊に毎年5兆円という費用をかけてきたのなら、その一部を山林の保全に使っていたら今回のような被害は防止できたのではないかと思います。

民主党政権になって、目先の利益に振り回されるのではなく、長期的な日本の安全と言うことに注力してもらえるのではないかと期待していたのですがどうも裏切られたようです。