高齢者増加の中で若者の仕事は?

かざこしサイト
昨日のブログの中で一人の独居老人がいると、離れた所にいる家族の仕事としては、私の場合、

「通常は週2回ヘルパーさんが来てくれて、お風呂と日常の買い物、食事作りは手伝ってくれていて、家族である私の仕事はご近所づきあい、役場とのやり取り、ごみ処理、病院への送り迎え、その間の我が家への宿泊、病院への送り迎えに伴う、給食センターとヘルパーさんとの日程調整連絡。

冬には、大雪が降って車が動かなくなったときの食料を徒歩で運ぶこと。 」と書きましたが、その後読み直してみますと、もっと骨折れ仕事がありました。

年に2回、お盆の前と年末に家の大掃除をしなければならないのです。飯田の家は妻の仕事、母の家は私の仕事、若い時なら朝開始、昼間で休みなしに働き、昼食一休みまた午後も夕方までやると言うことで2日もあれば終わるのですが。

60歳を過ぎますと少しやっては一休み、という調子になってしまいますので、3日かかっても、庭の掃除、1階部分の掃除機がけと廊下、台所の雑巾がけ、土間の水打ち掃除、最後にトイレをするのですがこのころには疲れ切ってしまい、作業ズボンだからいいやと言うことでトイレに座りこんでの便器洗いになります。もう窓拭きや壁のクモの巣払いなどとんでもないという状況です。

お盆の時期には、村人足としての道整備、お墓の清掃、昔の農家は家の傍にお参り用の墓、里山に埋葬用の墓と2ヶ所ありこの両方の草刈り等の清掃。

私はしていませんが、山林所有の人は間伐などの手入れ。私が全く手をつけないので、ご近所の小父さんから「お前の親父は奇麗にしていたものだが・・・」と嫌みを言われてしまいました。

これに加えて、田畑の農作業。辰野の家から近くの会社に通勤していれば、土曜日曜に田畑で農作業が待っています。周りを見ますと、半分くらいは耕作放棄してしまい、木が植えられていたり、草ぼうぼうになっていたりといった状況で、私の場合、いずれ来るであろう外国からの食糧輸入が止まって日本は食糧危機に瀕する可能性があると言うことで、木を植えずいつでも耕作できるように草だけにしていますが、これだって年をとったら自分でできるはずがありません。

これから大量の団塊世代が高齢化していくのですが、こういう中で若者の仕事がないということになりますと、老人がお金を出して若者の力を借り身の回りの世話や、荒廃していく農地や山林の世話をしてもらう、遠くにいる身内が世話を見れないのなら、お金を出してもらって地域の老人を守ってもらう。

お金のない人は、特別養護施設に入れてもらう。現在施設がまるっきり必要数に比べて少ないのですから、入りきれない人でお金のある人は、蓄えたお金を放出して生き残ってもらう。

福祉施設も人手不足ということですから、仕事のない若者を吸収して職を与え活動できる場にしたら良いと思います。

いつの世もそうだと思いますが、万人が万人とも好みの仕事のにつけると言うものでもないと思いますので、世の中が必要としている仕事に就いてもらわざるを得ないと思います。

ただし、世の中が必要としている仕事であれば、どんな職業であろうとも得られる報酬はほぼ同じということでないと、なかなか人の嫌う仕事に若者の目を向けるということは難しいと思いますのでこれを政治の力でコントロールするす必要が出てくると思います。

自民党公明党の政権時代から、福祉に回すお金は切に切ってきたのでこういうことになっているのですが、管民主党政権は輪をかけて自民党より自民党的ですから、私たちも相当な決意でこれからに臨まなくてはいけないと思います。

この後はまた明日書きたいと思います。