伊那市も変わったものだ。

かざこしサイト
伊那市青年会議所主催の藻谷浩介さんの講演会で、伊那市を代表するような人たちが私のイメージする人たちとえらい違うので、本当かなと疑いの気持ちを持ちながら、伊那市役所HPを見てみました。
 
伊那市役所のホームページは6年前宮古島に旅をしたとき、当時伊那市では風力発電建設をどうするかでもめていて、宮古島風力発電所が1機を残して台風で倒壊してしまっていて、これは風力発電技術はまだ未完成だと言う言うことで、当時の伊那市長さんにお知らせしようと、メールアドレスを探すため伊那市HP内を見たのが初めてでした。
 
その時議員さんの研修報告書が目に入ったのですが、タイトルの下に1行のコメントがあるのみ。当時から議員の研修旅行は、物見遊山と言う批判が多かったので、やはり伊那も同じかと思ってがっかりした記憶があるのですが、今回は全く違っていて、研修の目的、調査した事項、得られたデータ、考察までしっかり書かれていました。しかも報告書の宛先が研修先となっており、びっくりしました。6年前とは大違いでした。
 
それで我が飯田市はどうなっているか調べてみたのですが、同じようなものは無く、政策調査費支給に基づく政党からの報告書が年2回あるのみで、内容は伊那市と同じでしたが、報告先は市議会となっていて姿勢の違いがあるような気がしました。
 
6年前と言えば、現飯田市長牧野氏が飯田市長として初当選した時期で、主張していたことは、経済的自立度が伊那市の半分ぐらいであり、経済的自立度を高めなければならないと言うようなことを言っていたと思うのですが、私はどうしてそうなのかと不思議に思っていたのですが、人によっては地勢が違うとか、あれやこれやの理由を説明してくれたのですが、今回思ったのは、違いは飯田市の政治、行政、経済界のトップリーダーが、変化したかどうかだと思いました。飯田では、世界的レベルの新製品を出しても、誰もけなしてばかりいて、ともに発展させようと言う気風が弱く、すべてとは言いませんが、阿吽の呼吸でことを進めようと言う気風が強く、地域の活性化をどうするかと言うセミナーでも、こんなことは発言するなとか、自由にものを言えない雰囲気があるのです。行政に問い合わせをしても、この担当はどこそこですと言う官僚的回答。職員に要望を出しても、私がするんですかと言って迷惑そうな顔をする。
 
上がそうなら下もそれに習います。そう言う点で伊那市は各界のトップリーダーが変わって下の者達も活性化してきたのではないかと思った次第です。どうして伊那市では変われて、飯田市では変われなかったのか、この点は今のところ私にはわかりません。
 
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