事業活動とリスク管理。

かざこしサイト
昨日は主として個人のリスク管理について書きましたが今日は事業活動とリスク管理について復習したいと思います。

個人だけでも昨日書いたように大変ですから、事業活動ともなるともっともっと大変です。

参考文献は、きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センター編著3級用パーフェクトファイナンシャル・プランニング技能士入門

1 生命保険
(1) 経営者の死亡
資金繰り、
退職金準備資金
従業員向け(ハーフタックス・プラン)
(2)個人事業主
個人事業主の死亡と遺族生活保障資金
遺族厚生年金に変わる生命保険等によるリスクカバー
国民健康保険の保障は会社員が加入する健康保険制度のような独自の付加給付がなく医療費が高額になる。
傷病手当金がない。
個人事業主は生命保険の入院給付等でリスクに対処しなければならない。

老後対策としても退職金がない、 年金も老齢基礎年金のみで、自助努力による老後生活資金の準備が必要。
(3)経営者のニーズとリスク
死亡時の資金繰り、死亡退職金、 弔慰金の準備。

2 損害保険と事業活動のリスク管理
(1)リスクコントロール
事故の回避、発生防止、損害の軽微を図る。
(2)物的リスクと保険設計。
資産のリスク
建物、商品への火災保険。
機械設備、装置が従業員の操作ミスショート過電流、等によって起こった損害に対する機械保険。

人(従業員)のリスク
労災被害としては公的な労働者災害保障保険の他に災害規定を定め労災での支給額に上乗せして支給するための労働災害総合保険。
(3)費用・利益のリスクと保険設計
台風などの外的要因で商品が生産できなくなり損害が発生した場合に対処する利益保険。
(4)賠償責任のリスクと保険設計
企業が抱えるリスクは膨大のため保険会社と相談してもれなく補償される保険に加入すること。

会社を作ると本業以外にも様々なリスクにも対応して生命保険、損害保険の設計もしておかなくてはいけないわけで既存の経営者の皆様には敬意を表するとともに、これから起業を考えている皆様にはご参考になるかと掲載しました。

年金生活に入っている私たちにとっては、子供達への助言をしてあげることにもなるかと思うのです。