天龍峡と南部公共バス、一考必要。
かざこしサイト
昨日天龍温泉観光協会のご紹介をしましたが、昨日の南信州新聞に「南部公共バス利用好調」と言う記事がありました。
このバス運行の目的は鉄道の無い南信州の売木村、阿南町、下条村、飯田市を結ぶ生活路線だと理解しているのですが、天龍峡に立ち寄らないのです。
すぐ横を走っているのですがもったいない話しだと思うのですが、事前調査では需要が見込まれなかったのでしょう。
バス停留所の位置が適当な所が確保できなかったのかもしれません。
しかし、先に書いたように、この路線上には南信州ならではのほっとできるポイントがたくさんあり、これらの複数の観光ポイントをバスでつないで宣伝し観光ツァーを組んでも結構人は集まるのではないかなあと思うのです。
一回来てもらえれば次は一人でとか気の合う人とかで来てくれるようになると思うのです。
したがってバスが天龍峡も通ることによってじっくり天龍峡を見てみたいと言う人もでき今より天龍峡の観光客も増えるのではないかなあと思うわけです。
バスには乗用車ではさっと見過ごしてしまうスピードが無く、アップダウンが激しくて高齢者にはきつい自転車に代わる良さがあってこれからこれから増えてくるのんびり時間をかけて旅をしたいなといった人たちには最適ではないかなと思うしだいです。
南信州には沖縄のようなバス交通網が無いのでこれからでも良いので検討する余地はあります。
それと高齢者には極端に安い運賃にして広域での買い物を促し、お金が回るようにすると言うのも一策かと思います。
以前、東京中野でバス停留所で待っていた叔母さんに、どこへ行くんですかとお聞きしたら、これから築地よ。今夜の夕食の食材を買ってくると言うのです。
仕事を持っていない高齢者なら1日かけて買い物をして来ても良い時間つぶしにもなるし、健康維持のためにもなるし、どうせ走らせているバスなら固定費も変動費もほとんど増えないと思いますからまるまる消費経済のために役立っているのではないかなと思いました。
南信州のバス交通網を検討する際にも、こういう視点も加えて見たら如何なものでしょうか。