他責の介護施設経営者も多い。

かざこしサイト
昨日は母の次の施設を決めなくてはいないと言うわけで出かけてきました。

結論から言いますと今の経営者と同じで経営が苦しいのは自分達は精いっぱい努力しているのだが入居者数が採算分岐点ラインに届かないと言うことです。

そうすると、固定費をとことん詰めると言うのが経営の定石だと思うのです。小さな介護施設は工場で言えば家内工場のようなものですから社長と言えども、トイレ掃除から、欠勤の多い日には作業者もやる、いわゆるオールマイティープレイヤーである必要があり、経営に不可欠な介護士社会福祉士、ケアマネージャー様々な人材を外部から雇用するのではなく、お父さんは社長兼ケアマネ、奥さんは介護士兼栄養士、跡継ぎ長男さんは・・・と言うようにして多能工化を図り付加変動に対する対応力を強化すると言う製造業ではまったく当然の対応が取られていません。

社会福祉の費用がふんだんに支給される時勢なら良いのですがそれが無理だと言う現在、各施設は家内工場同様の経営努力が必要ではないかと思うのです。

そうでなければ、お客様の方の生活もままならない現在入居率の向上も上がって来ることは望めないのではないかと思うのです。

母の先行きは厳しいものがあります。最悪の場合は妻が母の面倒を見てくれると言うので助かっています。
しかし育った生活環境、教育環境、すべてが違い、一番困るのは、母は妻を昔風の嫁と考え服従しないと息子の私の妻の教育がなっていないと思っていることです。

経営不振の場合は他責にしてもどうにもならないと言うことをしっかり心に刻み込んで事に当たらないとジリ貧になって最後は水面下に沈み込んでしまうと言う厳しさを認識してほしいと思います。