食材偽装、そのまま表示したら。

かざこしサイト
インターネットニュースを見ていると、食材偽装の話がいっぱいですが、これって、工場で言えば、材料費の低減そのものですが、そのやり方が汚いですよね。

通常、コストダウンのために材料を変える場合は製品寸法にまったく変化がない場合でも、お客様には申請して許可を取るのが当たり前です。

お客様は、初めて購入した製品で各種テストをして使えるとなれば、採用してくれるわけで、製品仕様書や図面だけで採用してくれたわけではないのです。

したがって一部の材料を変更した場合、仕様書や寸法にはまったく変化がなかった場合でも、一部の変更がお客様の初期のテスト状況に合致してないと言うことだってあり得る話なのです。

人間のお腹の中に入る食材の変更に、まったく無頓着であった食品業界のいい加減さにはまったく驚くべきことです。

食品は栄養を取ると言うばかりではなく、感動を売ると言う側面も大きいですから、後で騙されたと知ったような場合は悲惨です。

昨日は天龍峡の若返りの湯に入ってきたのですが、もし源泉が出なくなって変更したような場合、別の源泉地からタンクローリーで運んで来たと言うような場合、温泉には違いないのですが、成分には微妙な違いがあって、湯治の目的に合致していないことだってあり得るのです。

食品業界に限らずともかく嘘は拙いと思います。

料理については料金は変えなくたって、味と栄養に変わりがなければ良いので、正直に表示した方が無難だと思います。

お客様の方からすれば、騙されたと言う後味の悪さの方が後々まで尾を引くと思います。