天龍峡はどうするか。

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飯田市でもう一つの温泉、天龍峡。温泉としての歴史は古くはないものの、その泉質は良く、名勝天龍峡の中にあって、ちょっと前まではいくつかの大型のホテルを抱えた観光地の一つでしたが、またたくまに、落ちぶれてしまい、今では閑古鳥が鳴いていると言った雰囲気です。

しかし、ここの温泉も捨てがたいものがあり、飯田市きっての観光地であることは今でも変わりはありません。

そこで、この良いところをどうやって残すかですが、温泉と峡谷を分けて考えたらどうかと思うのです。

今の天龍峡は天下の峡谷を楽しむ場所として残し、宿泊施設は、高級旅館に特化して、安い旅館はテニスなどの合宿用に残して、温泉は飯田市市街地へ引っ越す。倒れかかったホテルの入浴施設にタンクローリーなどで運んで、温泉の良さをたっぷり味わってもらった後、丘の上の繁華街繰り出し、飲んだり遊んでもらう。今の丘の上の繁華街もすっかり寂れてしまい、私が現役のころ飲ましてもらったキャバレーなど3軒は姿が見えないし、スナックも閉めてしまったようだし、こういう水商売のお店は、周りに大きな会社があるとか、温泉などがあってこその存在ですから、丘の上に療養型温泉であるラドン温泉を持ってきて、長期滞在型の施設を作れば、まだ健康な人たちですから、夜はどこかで飲み明かして、昼過ぎにゆっくりホテルの温泉に浸かるような贅沢な生活をしてもらう。

天龍峡の方のホテルなどは、もう酒は飽きたと言うような人や、企業が呼んだ大事なお客様や、関連企業のお偉いさんの接待場所として使い、翌日は天龍船下りでもしてお帰りいただく。夜も天龍峡だけでは物足りないと言うお客様もいると思いますから、飯田市の丘の上繁華街までタクシーなどで遊びに出る、どうせ接待費で落とすのですからお客様がもう十分と言うだけ飲ましておけば、見返りは十分あるものと思います。

きれいごとだけで済まないこの社会ですから、いかがなものでしょう。

このようにすれば、昼神温泉は今までのように、家族、会社の慰安旅行、お組み合いの親善旅行などで賑わってもらい、かぶちゃん温泉は健常老人の長期滞在型ホテルとして、天龍峡は高級接待場所として、飯田市街地はラドン温泉保養地兼繁華街として各地が競い合うことなくその地域内の競争だけでやっていかれるようになるのではないかと思うのです。甘いかな。