ふるさとをいっぱい語る夏の星

かざこしサイト
昨日は薄い曇り空で、外出には良い天気だったので、母の所に途中折り紙とついでにアルカリ乾電池を買って行ったのですが、壁に俳句クラブの展示があり我が母の句も展示されていました。

「ふるさとをいっぱい語る夏の星」

母のいる個室からは窓越しに夜空が良く見えるので、夜空に輝く星空を眺めて、長らくいた川島の星空を連想して詠った句だと思うのです。

母の気持ちが痛いほど分かります。

昔の嫁さんはお嫁に行ったら牛や馬のようにこき使われ、跡継ぎ製造器のように扱われ、戦争中は生めよ増やせよで兵隊さん作りが重要な仕事となったそうです。今では、満足とは行かないまでもしっかり好きな本は読めるし、つい先頃まではパソコンとインターネットでホームページビルダーを使い自分のホームページを作ったり、ブログを使って日記を作ったり、メールで甥、姪、孫、子供や近しい人たちとやりとり、デジカメまで使って楽しんだり、良い世の中になったものです。

私が生まれる前には、本好きの母が夜遅くまで本を読んでいると、炭焼の嫁が本を読んでどうなるのよとか、電気代がもったいないとか、明日の仕事に差し支えると嫌みを言われたものだそうです。

今を基準に考えると嘘のような話ですが、まあパソコンインターネットを楽しんで最新の技術に触れて、できれば、戦争前後のことを残してほしいものだと思わずにはいられません。自分史だけは、ワードとホームページビルダーを使い残してくれたのでこれは宝物です。

土地の問題も妹の力で取り戻したことを話して、安心してもらいました。

次回は妻力作の梅漬けでも持って行き楽しんでもらおうと思います。

パソコン、インターネット、メール、ホームページ、デジカメ、ブログをもう一回楽しんでこの世とおさらばしてもらえれば言うことはないのですが。

皆様のお近くにも母のような貴重な体験をされた方はいっぱいいらっしゃると思いますから、そういう方々がご健在のうちに、貴重な体験をインターネットを通じて広くこの世の中に残してくれるよう働きかけていただきたいものだと思います。経験した人しか分からないことも多いと思いますので。